2025年4月13日より開幕する大阪・関西万博をめぐり、日本共産党の機関紙「しんぶん赤旗」が、日本国際博覧会協会から取材を拒否されていたことが明らかになりました。
■リハーサルとメディアデー、いずれも“前日夜”に拒否通知
「しんぶん赤旗」によると、4月4~6日のリハーサル(通称「テストラン」)および9日の「メディアデー」に対して事前に取材を申し込んでいたものの、いずれも前日の夜に「取材できない」との連絡があったとのこと。
さらに、会期中の取材証も発行されていない状況で、「特定メディアを排除するのは協会のあり方としておかしい」と同紙の担当者は強く疑問を呈しています。
■協会は「ガイドラインに基づき判断」と回答
この件に関し、博覧会協会は朝日新聞の取材に対して次のようにコメント。
「入場証の発行対象者は、協会が定めたガイドラインに沿って判断している」
「記者登録がなされている報道関係者が対象であり、個別のメディアについては回答を差し控える」
つまり、赤旗が「ガイドラインの対象外」と見なされている可能性があるものの、明確な理由は公表されていない状況です。
■昨年からの要請も“返答なし”のまま
「しんぶん赤旗」は、2023年11月の時点で協会宛に「公正・公平な取材機会の提供」を求める要請書を提出していましたが、2025年4月10日夕方時点でも返答がないと報告。
この点も含め、報道機関の公平性をめぐる問題として、今後さらなる議論を呼びそうです。
ポイントまとめ
- 赤旗はメディアデーとテストラン両方で取材拒否
- 会期中の取材証も発行されず
- 協会は「ガイドラインに基づいた判断」と説明
- 赤旗の取材排除に疑問の声多数
あなたはどう思う?
メディアに対する「取材許可・不許可」は、どこまで“中立”であるべきなのか?
SNSでもさまざまな意見が飛び交う中、このニュースは「情報へのアクセス権」そのものを問い直すきっかけになるかもしれません。
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