【現場で「助けて」の声】広島・水分峡森林公園で殺人事件発生|夜の公園に潜む危険と地域の不安

夜の森林公園に「広島・水分峡森林公園で殺人事件発生」と警告文字が重ねられたアイキャッチ画像。下部には黄色と黒の警戒テープが敷かれ、緊迫感を演出している。

■ 事件の概要|広島・水分峡森林公園で成人男性が死亡

2025年4月12日午後10時ごろ、広島県府中町にある水分峡森林公園で成人とみられる男性が血を流して倒れているのが発見されました。男性はその後、搬送先の病院で死亡が確認されています。

目撃者によると、公園内で「助けて」という声が聞こえたとの通報があり、警察が駆けつけたところ、管理事務所の近くでうつぶせに倒れている男性を発見。男性には外傷が確認されており、警察は殺人事件と断定しました。


■ 警察の捜査状況|身元不明・犯人は依然逃走中

広島県警は翌13日、広島東署に80人体制の捜査本部を設置。事件発生当時、現場付近に被害者の身元を示す所持品は見つかっておらず、犯人がこれらを持ち去った可能性も視野に入れて捜査が進められています。

また、現場周辺に被害者のものと見られる車両も確認されていないことから、被害者は第三者とともに公園を訪れた可能性が高いとされています。

警察は現在、防犯カメラの映像解析や聞き込みを通じて、犯人の行方と被害者の身元特定を急いでいます。


■ 地域に与えた衝撃と影響

事件発生後、周辺住民からは不安の声が相次いでいます。

「夜は暗くて人通りが少ない。とても怖い場所になってしまった」と語るのは70代の男性。また、40代の母親は「子どもがいるので本当に不安。早く犯人が捕まってほしい」と訴えています。

これを受け、周辺の小中学校は4月14日に臨時休校を決定。地元警察は地域住民に対し、施錠の徹底や夜間の外出を控えるよう呼びかけています。


■ 水分峡森林公園の現状と夜間のリスク

水分峡森林公園はJR広島駅から車で約15分の場所に位置する自然豊かな公園で、キャンプ場や展望台があり、昼間は家族連れや観光客でにぎわうスポットです。

しかし、夜間は街灯が少なく、人通りもまばらなことから、防犯上の課題が以前から指摘されていました。今回の事件により、「夜の公園の危険性」について再び注目が集まっています。


■ 今後の動きと注意喚起

広島県警は現在も犯人の行方を追っており、事件の目撃情報や不審な人物・車両に関する通報を広く求めています。

また、事件を受けて、今後の公園管理体制や夜間の安全対策の見直しも求められる可能性があります。

地域の安全を守るために、私たち一人ひとりが防犯意識を高めることが必要です。夜間の外出時には十分に注意し、少しでも異変を感じた場合は速やかに通報するよう心がけましょう。

Comments

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA