YouTubeで270万回再生。“ののちゃん”が手話で届けた希望の歌『にじ』

手話で『にじ』を歌うののちゃんの姿に込められた“やさしさ”と“つたえること”の大切さを表現したイラスト 芸能ニュース
小さな手と歌声が届けてくれた、心に触れる“やさしさ”のかたち

小さな手に、やさしい光をのせて──ののちゃんが手話で歌う『にじ』が静かな感動を呼んでいる


小さな子どもが手を動かしながら、心を込めて歌う一曲が、静かに人々の胸を打っている。

YouTubeに公開された動画で『にじ』を歌うのは、村方乃々佳ちゃん──通称“ののちゃん”。
彼女が届けてくれたのは、音楽というよりも、まるで祈りのような時間だった。

ののちゃんという存在──まっすぐに伝える力

ののちゃんは、2018年生まれの子役・童謡歌手。
2歳で童謡コンクールに出場し話題を集めて以来、数多くの童謡やオリジナルソングをYouTubeで披露してきた。

けれど彼女の魅力は、単に“上手に歌える”ということではない。
歌に込められたことば一つひとつを、自分の中に取り込んで、まっすぐに、全身で表現しようとするその姿勢に、私たちは心を打たれる。

表現者としての意識や緊張感をまといながら、それでも子どもらしい笑顔を忘れない──
ののちゃんという存在は、純粋さと芯の強さを併せ持った、特別な輝きを放っている。

『にじ』が描く、あたたかな世界

『にじ』は、作詞:新沢としひこ、作曲:中川ひろたか による童謡。
雨があがった庭、濡れた洗濯物、遠足が延期になった日の涙──
そんなささやかな日常のなかに、ふと虹がかかる。

にじが にじが そらにかかって
きみの きみの きぶんもはれて
きっと あしたは いいてんき

“人生には、ちいさな希望がちゃんとある”
この歌は、子どもに向けられていながら、大人の心にもそっと寄り添ってくれる。

歌と手話が一つになったとき、心がふれる

ののちゃんが『にじ』を歌うこの動画は、手話ソングとしても知られるこの曲を、自分なりの表現で丁寧に歌い上げたもの
歌詞の意味を手でなぞりながら、声に合わせてリズムよく動く小さな手。

ひとつひとつの動きに、“うまくやろう”というよりも“ちゃんと伝えたい”という気持ちがこもっているように見える。

きっと何度も練習して、覚えて、体になじませたんだろう。
そのプロセスを想像するだけで、思わず胸が熱くなる。

彼女の姿を見ていると、「伝える」というのは、こんなにもシンプルで、こんなにも強いものなんだと気づかされる。

そっと届けられた“にじ”に、あなたは何を感じますか?

派手な演出も、大げさな感情表現もない。
でも、見終わったあとに残るのは、不思議なほど澄んだ気持ちだ。

ののちゃんが伝えてくれたものは、「やさしさって、こういうことだったんだ」という静かな確信。
手のひらから心へと届いた虹は、今も私たちの中に、淡く優しく、かかっている。

引用

にじ/ののちゃん(村方乃々佳)<手話ソング>|コロムビアキッズ TV

横山だいすけ/にじ|歌詞検索

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