はじめに
春の園遊会2025が開催。新たな形式と感動の交流が注目を集める
2025年4月22日、東京・赤坂御苑で”天皇皇后両陛下主催の「春の園遊会」”が開催されました。コロナ禍を経て6年半ぶりにフルスケールでの開催となった今回、伝統と革新が交差する新しいスタイルが導入され、多くの話題を呼んでいます。
画像や動画は宮内庁公式HPが掲載してくれています。
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宮内庁公式HP|園遊会
天皇皇后両陛下、首里城復元の技術に感銘
焼失した首里城の再建プロジェクトに注目
両陛下は、2019年の火災で焼失した沖縄・首里城の復元作業に深い関心を示され、技術検討委員会の高良倉吉委員長から説明を受けられました。
伝統技術が今も受け継がれていることに感動され、
「赤の色がとても印象的で」「出来上がりが楽しみですね」
と感想を述べられた様子が印象的でした。
園遊会の新スタイル|3ルート制でより多くの交流を実現
従来の一列移動から大きく刷新
これまでの園遊会は、皇室一行が一列で移動しながら歓談するスタイルでしたが、今回は招待者の利便性向上を目的に”「三つのルート制」”を採用。
- 両陛下は従来ルートを担当
- 秋篠宮ご夫妻は池の周囲を逆方向に移動
- 愛子さま、佳子さまら若手皇族は別エリアで歓談と散策
この形式変更により、待機時間の短縮と飲食・景観の楽しみやすさが格段に向上しました。
愛子さま、佳子さまたちの交流に笑顔の輪が広がる
若手皇族の積極的な参加に招待者も喜びの声
天皇皇后両陛下の長女愛子さまをはじめ、佳子さま、彬子さま、承子さまも歓談エリアに登場。
「なにを召し上がりましたか?」「藤の花が咲いておりますね」など、
笑顔で会話を交わす姿が印象的でした。
愛子さまは淡い水色の着物姿で参加され、多くの招待者の視線を集めていました。
各界著名人との心温まる対話も
ちばてつや氏、宇津木妙子氏らとの交流も話題に
- 漫画家・ちばてつや氏とは、旧満州からの引き揚げ体験を基にした作品についての会話が交わされました。
- ソフトボール元監督・宇津木妙子氏は、皇后陛下のソフトボール経験に触れ「一度ノックしたい」と述べ、和やかな雰囲気に。
園遊会の飲食も本格復活、令和初のアルコール提供も
新型コロナの影響で縮小されていた飲食メニューが本格的に復活。
焼き鳥やサンドイッチなどの軽食のほか、令和初となるアルコール提供も再開されました。苑内のテントでは、招待者たちがゆったりと歓談しながら食事を楽しむ様子が見られました。
宮内庁の今後の展望|秋の園遊会へ改善も
宮内庁幹部は今回の取り組みについて「より良いおもてなしを目指した挑戦」と位置づけ、今後の園遊会の改善にもつなげていきたいとしています
おわりに
「伝統を守りながら、より開かれた交流を」
2025年春の園遊会は、天皇皇后両陛下の温かな思いと未来志向の工夫が随所に感じられる行事でした。これからの皇室行事における新たなスタンダードになるかもしれません。
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